Illumination

主人公の幸せが一秒でも続くように

映画やドラマの感想をメモ程度に書いていきます。ネタバレご注意ください。一番下にカテゴリ欄ございます。

【映画】ダークナイト【感想】※ネタバレ注意


【映画】ダークナイト【感想】※ネタバレ注意

ついにジョーカーが出てきました!初っ端から銀行強盗してました。しかも協力していた犯罪者たちを芋づる式に殺してた…結局分け前を一人で横取りするつもりなんでしょうか。とても非道です。あれだけ大勢の男たちが銃をぶっ放しているとき一人ショットガンで反撃していたかっこいい銀行員の人いましたよね。マホーン捜査官!!(俳優:ウィリアム・フィクナー)そう、プリズンブレイク シーズン2から登場していたFBI捜査官の彼です。わたし海外ドラマでは一二を争うくらいにプリズンブレイクが好きなので登場したときとてもテンションがあがりました。何度みてもかっこいいしスーツが似合いますね。銀行にショットガンが常備されてるって流石海外なのかここがヤクザの根のはる銀行だからなのか。
この街の治安ではショットガンを慣れたようにバンバン撃つくらいじゃないと銀行の支店長にはなれないんですよきっと。ジョーカーに咥えさせられてたのがもしかしてダイナマイト!?かと思いヒヤヒヤしましがそうではなくて安心しました。死なないでよかった。もう彼の登場ないのかな?もしかしてもう一回くらい、とか思いましたが今作ではこの冒頭だけの登場でした。残念。

ジョーカーもバットマンと同じく特別な能力がある訳ではなく身体的には普通の人間なんですね。それでも行動のひとつひとつが気味悪いのはきっとあのメイクのせいでしょうか。絵具をベタ塗りしたようなメイクはとても綺麗とは言えませんがその汚さが余計恐怖をあおっているような気がします。
バットマンが治安を良くしようと頑張るほど今まで悪さをしていた連中たちがそれに怯えてジョーカーの口車に乗せられ犯罪をしてしまうっていう負のループが見ていてもどかしい。

恋模様にも動きがありましたね。
一作品目ではブルース(バットマン)といい雰囲気だったレイチェルがまさかの新キャラ、検事のハービー・デント(アーロン・エッカート)に恋しちゃってました。ジョーカーに捕まり無惨に死んでしまった彼女の本心が書かれた手紙もブルースに届くことなく最後は執事さんの判断で燃やされてしまったので彼女の本心を知るのは今や彼だけ。
知らないほうが幸せなこともある、ということでしょうか。
事情はどうあれ信頼していたハービーも悪の手に堕ちてしまったし最愛のレイチェルも殺されたブルースにこれ以上追い打ちをかけるようなことはしたくなかったんでしょうね。
ブルースのメンタル管理も気遣う本当に有能な執事さんです。

舩のシーンも良かったです。
舩が二隻あり、時計の針が12時を指すまでにどちらかが起爆スイッチを押さないと両方が爆破する、というものでした。まるで囚人のジレンマのような状況。片方は実際に囚人を護送する船でしたし、一般市民を乗せた船では「一般人の我々が助かるべきだ!」という当然の意見も飛び交っていました。
どちらか先の押すのか、押さないのか、と緊迫した状況の中時計の針はもうすぐ12時を指します。
ここで囚人側のコワモテの黒人男性が起爆スイッチを持っている警察官にこういいます。
「貸せ。お前が10分前にするべきだったことを俺がやってやる」と。
爆破しちゃうのか!?と、思いましたがそうではありませんでした。

ポイっ。

なんとその起爆装置を海の外に投げたのです。
い、イケメンかよーーー!!!と思わず叫びました。
もう片方の船も最後までスイッチは押さなかったのと、この後バットマンがジョーカーを吊る上げしてくれたお陰で結局どちらの船も助かりました。
実際は誰か一人くらいパニックを起こして慌てふためくものかと思いましたが二隻の船に乗っていた人たちは案外とおとなしかったです。
それが少し気になりはしましたが人間が根底に持っている善意やこうあるべき正しさのようなものを証明してくれたようで感動しました。
極限状態に追い込み人間の醜い争いを想像していたジョーカーにとっては思いがけない誤算だったと思います。してやったりですね。
ジョーカーの勝手な悪意でそう簡単に世界が地獄になると思うなよ、という気分です。

タイトルをあまり意識せず映画を観たので最後の最後で「ダークナイト」とは「バットマン」のことだったんだな、と気づかされたときはハッとしました。そのままだと闇の騎士、になるんでしょうか。闇というとジョーカーのような悪のイメージが強いですが闇=悪という訳ではないんですね。
バットマンは自分はヒーローではないと作中で口にしていますがハービーという希望の光を守るために自ら悪役になることもいとわないバットマンは事情を知る警部さんやその家族、そして鑑賞しているわたしから見れば紛れもなくこの街のヒーローだと思います。

ダークナイトを見る限りだとジョーカーはただの狂った極悪人くらいにしか思えませんでしたがその過程が描かれている映画「JOKER」を観ればまた視点も変わるのでしょうか。事情が分かると少しは同情が生まれたりするのかな…。深く傷つけられた人に対して「復讐はいけないことだ」なんて正義ぶった台詞も自分には吐けません。ただ想像もできないくらい悲惨な過去を経験したとしてもそれを免罪符にして好き勝手していいことにはならないので憎しみの置き場って本当に難しいですね。


近々「JOKER」を観に行きたいと思います。

 

【映画】バッドマン【感想】※ネタバレ注意

【映画】バットマン【感想】※ネタバレ注意

2019年10月公開、今話題の「JOKER」を観るにあたりその前にバットマン観なきゃ!と思いまして本日鑑賞しました。バットマンの敵ですもんね、JOKER。

バットマンってなにか特別な能力を授かったというよりは出所後の訓練だったりお父さんの会社が残した技術だったり身体は基本的に人間なのがすごいところ。相当鍛えたりしたんだろうなあ。スーツや車も自分で塗装したりマメだし器用なんだなあと思いました。

ブルース(バットマン)のお父さんが度々かっこよかった。「人はなんで落ちると思う?這い上がるためさ」と井戸に落ちたブルースを励ましたりオペラ鑑賞でコウモリの演出に恐怖を覚え外に出たい!と訴えるブルースの代わりに「わたしが出たいと言ったのさ、オペラは退屈でね」と母親の前で息子の体裁を保ったり。ほんとにいいお父さん。(この後殺されちゃうのが本当に切ない…)ブルースの祖父は奴隷だった人達を地下道から密かに逃がしたり、お父さんは自分の会社が倒産寸前になるまで貧困者を救済しようとしたり、ブルースの正義感は遺伝子レベルで受け継がれて来てるんだなあと思いました。

当初社長代理になっていたアールさん、死んだと思ってたブルースが戻ってきたので存在が邪魔だと思ったのか株主公開をして失脚させようとしてたようですがその株のほとんどを買い占めてたのもブルースだったのには感心です。執事のアルフレッド・ペニーワースが助言してたのかな?(めちゃくちゃ有能な執事さん)
初めは窓際部署のような開発部にいたフォックス(モーガン・フリーマン)が社長代理になったときアールに「君はクビだ、メモに書いておいたろ」と言い放ってたのが見ていて気持ちよかった(笑)初めはフォックスがアールに言われてた言葉ですよね。仕事でも大切なことを「メール送ったでしょ、見てないの?」と言われることがありますがそんな大切なことはせめてヒトコト言ってくれよ!(笑)って言いたくなるようなシーンだったので仕返しが出来て良かったです。あれくらい可愛いもんですよね。

幼馴染で検事補のレイチェル・ドーズがバッドマンをブルースだと気づいたシーンも好きです。

───人の心は分からない
けれど本性は行動に出る───

名前を名乗らなくても二人だけが交わしたこの会話で間接的に正体を明かすところはヒーローっぽくてかっこよかったし何だかロマンチックでした。こういうの大好きです。

そして最後、街の下水道に流し込んまれた幻覚剤のせいで街は一気にバイオハザード状態になりましたがバッドマンと警部補になったジェームズ・ゴートンさんの活躍でなんとかピンチは免れました。でもまだ悪は途絶えていないんですよね。ゴートンさんから渡されたのは一枚のトランプ。それは不吉の象徴であるジョーカーのカードでした(ああ!ここでジョーカーの存在が出てくるのね!と少し興奮しました)

JOKERを観るにあたってバッドマンを観始めたんですが一部のバッドマンではジョーカー自体は出てこないんですね。ダークナイト、早く観ないと!

どんな敵なのか楽しみです。

【映画】LIMIT(リミット)【感想】※ネタバレ注意

【映画】LIMIT リミット【感想】※ネタバレ注意

 

中東に出稼ぎに行っていたポールが目覚めると木の棺桶に入れられているところから映画がスタートします。

映画の始まりから終わりまでずっと狭い棺桶の中のみの映像なので閉所恐怖症の方は見れないかも…。ここまでの閉所となると誰でも怖いと思いますが。

この主人公、死体と間違えられて棺桶に入れられたわけではなく生きているのを意図して閉じ込められてるんですね。

その意図というのがテロリストの「人質」です。
身代金を要求するのに生きたまま棺桶に、しかも既に土の中に埋められてしまっているんです。状況だけでもああ怖い…。棺桶に用意されたいくつかのアイテムを元にあれやこれやと脱出を試みますが電話に出た国防省からは「社会保険番号は?」と聞かれるシーンで、んなの覚えてる訳ないだろ!と対応の冷たさに観てるこっちがイライラと焦りを覚えましたがなんとかFBIのダンがこの状況に対応してくれます。

だた身代金は払わない、という前提の救出なのでそんなの助かる余地ないですよね…。
テロリストに捕まったらもう死ぬしかなのかな…。と絶望的な気分になりました。

最後にようやく助かる!!良かったー!!と思ったら見つかったのは違う棺桶だったっていうバッドエンドもすごく切なかった。助かって欲しかったな…。危険な地域での出稼ぎも家族を思ってのことだったのに。テロリストの要求通りに身代金を支払ってそれが武器の資金に充てられてしまったりお金の味を占めて人質が増えてしまうのも問題だから身代金を払わないスタンスでいるアメリカ政府の事情も分かるんですけどね。(日本でも身代金は支払わないようですね)
いざ自分が人質になったら…と思うとそんな合理的な考え方とてもじゃないけど冷静に受け入れられないです。
戦争やテロで得られるものってなんでしょう。人間には言葉があってそれを伝えられる手段はいくらでもあるのに血を見るまでの争いになってしまうことが本当に悲しいですね。

 

【ドラマ】偽装不倫【感想】※ネタバレ注意

【ドラマ】偽装不倫【感想】※ネタバレ注意

 

メインの濱鐘子(杏)伴野丈(宮沢氷魚)よりもサブで同時進行していく姉の吉沢葉子(仲間由紀恵)と八神風太(瀬戸利樹)との不倫の行方の方が個人的には気になって気になって、毎回それを楽しみに観てました(笑)

風太くんも登場したときは年上でお金持ってる葉子さんといると何かと楽だしお金かからないからいいのかなーなんて当初は意地悪な目線で見ちゃちましたが全然そんなことはない。風太くん眩しいくらいいい子………いい子すぎて……そりゃこんな子がいたら惚れちゃうよね!!ってなりました。笑顔が眩しい…葉子さんへの愛が本物だってことが回を増す事に伝わりました。

葉子さん、夫の賢治さんは「あの人にとってわたしは人生のプランの一つ」なんて言い方してたから、確かにそんな淡白な考え方されてたら寂しいなあ…なんて思ってましたが最終回でのボクシング対決で賢治さんは本当に葉子さんを愛してたことを知り、今まで風太くんと葉子さんばかり応援していたわたしでしたが思わず賢治さーーーん!!(泣)(泣)ってなっちゃいました…。賢治さん、めちゃくちゃいい旦那さんじゃないの…。賢治さんはルックスよし、仕事できる、記念日は高級レストランを予約してくれる、旅行にも連れて行ってくれる、二世帯住宅に住んでくれる、っていう非の打ち所のない旦那さんでしたよね。周りから見たら誰もが理想とする旦那さんなのに葉子さんはお金がなくても一緒にいて幸せを感じる年下の風太くんのところに行っちゃうんですね。賢治さん目線になると切ないけど葉子さん目線ではいい終わり方だったのかなあ。
(わたしは不倫、断固反対ですけど人にはそれぞれ事情がありますし一概に責めることが出来ないときだってあると思います。なので単純に不倫だ!浮気だ!と芸能人が一方的に世間からバッシングを受けるような最近の風潮があんまり好きではありません。もちろん不倫は芸の壊しだとか文化だとかいって初めから開き直るような人も好きではないんですがそれはわたしの好みであってそれに理解があるパートナーであればそんな夫婦の形もありなのかな、とも思います。理解があれば、です(笑)その代わり、本命のパートナーに不倫されても許せよ!(笑)とは思います(笑))

ともあれこれだけ色んな人を傷付けたからこそ葉子さんと風太くんには絶対幸せになって欲しいなと思いました。

【映画】プーと大人になった僕【感想】※ネタバレ注意


【映画】プーと大人になった僕【感想】※ネタバレ注意

 

とにかくプーさんが可愛かった。
宣伝だとアニメと違ってリアルな毛並みとかどうなのかな?と思いましたが実際に観るとそのリアルさがむしろかわいい!!


わたしも100エーカーも森で遊びたい、プーさんとお友達になりたい~~~!!

って思いました。

 

一番好きなシーンは
「この床ベタベタしてるぅ」って自分が踏んだハチミツのせいなのに気付かないプーもかわいいし困りながらも怒らずに床を拭くクリストファーロビンもかわいかった。

 

とにかくかわいい。

映画のあと思わずプーさんの実写グッズを集めてしまったくらいです。
わたしはアニメよりこの実写のプーさんが好きだなあ。

 

このプーさんを見ているとディズニーランドのハニーハント出たときに棚にこてん、ともたれているプーさんのぬいぐるみを思い出したりしました。

 

ディズニーランドに行きたい(急に)

 

 

【映画】ホビット【感想】※ネタバレ注意

【映画】ホビット【感想】※ネタバレ注意

(1部~3部)

 

第1部 『ホビット 思いがけない冒険
第2部 『ホビット 竜に奪われた王国
第3部 『ホビット 決戦のゆくえ』


映画 ロードオブザリング(以下:LOTR)の物語より約60年前にさかのぼりLOTRで主人公だったフロドの養父であるビルボ・バギンズの冒険がメインになるお話です。

 

わたしこの映画ではかつて「山の下の王」だったスロールの孫であるトーリン・オーケンシールドが大大大大好きなので割とトーリン贔屓の感想になると思います。ご了承ください。

(トーリンほんとにかっこいい)

 

お話自体がとても長いので好きなシーンを抜粋してメモしていきます。

(後々増えていくかもしれません。それくらいどのシーンも大好き…)

 

【ビルボ家にドワーフたちが押し掛ける】
人の家なのにとにかく遠慮のないところがすごい。警戒心が強い設定どうしたのってくらい陽気なところがほっこりします。


【「はなれ山の歌」のシーン】

ふるさとを思っての歌、いいですよね。はじめは何気なく聞いていたのですが二巡目でみたとき妙にジーンときました。トーリンの歌声もかっこいい!

 

【出発】
このときビルボが来るか、来ないかで賭けをしているお茶目なドワーフたち。
ちゃっかり参加していたガンダルフはビルボが来る方に賭けていたようです(流石)

 

【野宿】
ドワーフ勢の中でもまだ若いトーリンの甥っ子たちがビルボにスマウグの話をするときちょっとした冗談を交えて説明するんですね。それが勘に触ったのか「笑いごとじゃない!!」と一喝するトーリン。そりゃそうですよね、トーリンは実際にこの時の戦いに参加してますし
大切なお爺さんもこのときに亡くしています。
甥っ子のキーリーやフィーリーたちにとってはまだ幼いころの話だったと思いますし
(そもそも生まれてる?キーリーやフィーリーって何歳だ?)
スマウグに対する怒りや憎しみに差があるのは仕方ないっちゃ仕方ないです。

 

【トロルに捕まる】
「こいつらは病気を持ってる!」とかなんとか食べられないように悪口を言うビルボに「おいふざけんな!」とツッコむドワーフたち。トーリンだけがその意図に気付き足蹴りで注意。
すると「そうだそうだ!」と手のひらを返したように悪口に乗っていくドワーフたちが可愛かったです(笑)

 

【崖で落ちそうになったビルボ】
嵐の中崖を渡っていたとき足を踏み外したビルボに、自ら身を崖に捨ててビルボを助けるトーリン(かっこいい)

その身体能力もすごいけど身を挺して仲間(このときは仲間だとは思ってないかも)を助ける姿は流石王だなあと思いました。

 

【穢れの王アゾグに追いかけられてやっと逃げた先は断崖絶壁】


「みんな木に登るのじゃ!!」と言われるまま木に登るドワーフたちとビルボ。ガンダルフの魔法で回りは火の海だし木は崖から今にも落ちそう…まさに命の危機ってときにトーリンだけはアゾクに対する憎しみをむき出しの目で睨み続けます。
(自分の命<アゾクへの憎しみが優先されているところが本当にかっこいい)
そして木から身を起こしいざ!!戦いを!!と攻めかかるんですがアゾクの攻撃で一時気を失ってしまいます。
そこでアゾク、自らとどめを刺すのかと思えば「トーリンの首を跳ねろ」と部下に命令。
そこは自分でとどめを刺してやる!とか、そこまでのこだわりはないんだなと思いました(笑)
過去の戦いでトーリン重症を負わされたはずなのに自分で手を下すほどの憎しみはないのかな?結果的にトーリンが死ねば満足なんでしょうか。あっさりしてます。

ここでビルボが勇気を振り絞り助けに向かうシーン。(とても好きです)
そのビルボに続いてトーリンを助けに行こうと雄叫びを上げて攻めに行くドワーフたち一向。
(とてもとても大好きなところです)
そしてガンダルフの魔法で呼ばれた鷲にギリギリのところで救出され安全な丘のような場所へ降ろされます。
(横に階段のような足場もあったのできっと降りるのはそう難しくないはず)

 

【トーリンがビルボを仲間と認めた】
「貴様!一体なんの真似だ!!死んでもおかしくなかった。おぬしには荷が重いと言った。荒野では生き残れぬとも…仲間には相応しくないとも…。わたしの一生の不覚、許してくれ。疑って悪かった」そうして自分を助けてくれたビルボにトーリンがハグをします(感動…)
頑固者で警戒心が強いドワーフたちの習性が顕著に表れているトーリンがよそ者の種族に心を開いたセリフに何となく他のドワーフたちも嬉しそう。トーリンに比べれば他のドワーフたちはもっと早くにビルボを仲間として受け入れていたような気がしますが王であるトーリンがそれを認めないとなかなか自分たちも表立ってビルボを認められない雰囲気があったのでこれでビルボを仲間だど胸を張れて嬉しそう。ガンダルフも自分の連れてきた友人が認められて嬉しそう(わたしも嬉しい)そこからみるエレボール、ほんとに綺麗でした。

 

【エルフに捕まる】
ここが第2部ではわたしの一番好きなシーンになります。レゴラスがグローインのロケット写真(肖像画)を見て「おい!返せ!お守りだ」「これは誰だ?弟か?」「失敬な、妻だ」「こっちの醜い生き物は?ゴブリンの子か?」「ワシの可愛い息子、ギムリだ」というやり取りがとても好きです(笑)レゴラス自分はかっこいいからってひどい…(笑)でもLOTRになるとそのギムリとなんだかんだ仲良く戦ってるのを思うとこの会話をギムリに聞かせてやりたいなーって思います(笑)絶対怒りますよね(笑)わたしはLOTRだとギムリが一番好きです、推しです。レゴラスギムリの友情は最高です。

 

【エルフの森から脱出、アゾクに追われる】
川に流されながらもドワーフたちの息のあった連携プレイは本当にお見事!
ドワーフは身体は小さいけど身体能力も高いし集団行動も得意でいいですよね。
そしてレゴラス…無茶苦茶強いし身のこなしも華麗でかっこいいけどドワーフの頭や顔を足場にするのは、ダメだ!(笑)LOTRレゴラスと比べるとほんと性格に難あり(笑)そんな尖ったレゴラスも好きですけど(笑)LOTRギムリとは割と早い段階で打ち解けていたような気がするんですがそれもアラゴルンとの出会いのおかげなんですかね。相変わらずプライドは高そうだし負けず嫌いなところは変わってませんがLOTRではだいぶ丸くなったような気がします。

 

【はなれ山の鍵穴】
最後の灯り、月でしたね。ロマンチックだー。
ドワーフたち早々にあきらめてたけど居てくれててよかった(安心)

 

踊る子馬亭での待ち合わせ】
二部の冒頭だったと思います。トーリンのミニサイズ感がなんだかかわいいなあ。

 

【キーリー、レゴラス、タウリエルの三角関係】
キーリーはドワーフ勢の中でも容姿が整ってますね。かっこいいです。
捕まった時にタウリエルに石の話をしていたシーンや、町でタウリエルが助けにきたとき「きみの筈がない…。夢を見ているんだ…彼女は遥か彼方の存在…別世界で…星の光の中を歩んでる…こいつは夢だ…ぼくを、愛してくれるかな」という台詞も大好きです。キーリーってほんとロマンチックだ。レゴラスは「父親とて心までは縛れない」と言ってタウリエルへの気持ちを優先する男気がかっこいい。
だたレゴラスの恋(恋…ですよね?)は実らないしレゴラスってあんなに強くてイケメンで美しいのに誰ともくっつかないし誰に惚れられるとかいうシーンもこの作品含め、LOTRでもないですよね(何故だ)わたしこんなにドワーフが好きだ好きだと言ってますが実物を目の前にしたらレゴラス様~!!ってなりそう(笑)
みんな我慢してるのかな(笑)キーリーも戦いの末亡くなってしまうし…エルフとドワーフの異種族性の恋、幸せに実って欲しかったな。
レゴラスもキーリーが死んで悲しんでるタウリエルを見て気持ちを振り切ったのかな…最後はスランドゥイルにアラゴルンを探すよう言われてタウリエルとは実質お別れですよね。まあ圧倒的ビジュアルの美しいレゴラス様に特定の愛する人が現れたらそれはそれで複雑なのでよしとします。(おい)レゴラス様はみんなのレゴラス様だ。

 

【戦闘シーン】
イノシシに乗ったいとこのダイン、統率のとれたドワーフ勢たちが登場!頼もしい!かっこいい!オークを前にしてもひるまない姿勢もいい!何もせず見守るエルフにつっこみたくもなりますが同族の血を流したくない気持ちも分かったりであんまり強くは言えない…仲間の血は見たくないですよね…。デイルの街で仲間が倒れている姿を見てかなしそうにするスランドゥイルの表情がかないしい。
そして竜の病で自分を失っていたトーリンが正気に戻ったところも感動的でした。キーリーが「壁の外では、みなが我らのために戦っているのに中に隠れているなどなんて出来ません!!血が許さないんです…」と泣きながら訴えているのもうるっときました。「無論だ、許すもんか。我らはドゥリンの子孫よ。ドゥリンの一族は…決して戦いからは逃げない」ここはもう、トーリンおかえりなさい!!!って感じでようやく皆も王の帰還に嬉しさから震えてます。わたしも震えました…。この小さい戦士達が大好きです…。その後雄叫びを上げながら城から出て「王の元へー!!!王の元へー!!」と叫びながら出ていくシーン、かっこいい!!王なのに戦闘をきるトーリンもかっこいい…。おまたせいとこのダイン!!ホビットの戦闘シーンはどれも迫力があっていいです。

レゴラスが何を迷ったのか葛藤しながらもエルフの剣でトーリンを助けるシーンもいいですね。相変わらずレゴラスの戦闘シーンは華麗でかっこいいし…はあ、…やっぱレゴラス様だな。

 

【トーリンの死】
これも…あああ…。トーリンには生きてはなれ山の王として故郷を再建して欲しかった…。せっかく長く険しい冒険の末に辿り着いた故郷なのに…。ホビットは面白くて大好きだけどこのシーンだけは何度も見れない…。かなしい…。あれだけ初めはツンツンしていたトーリンがビルボをみて「会えてよかった。そなたこそ真の友達だ」と侘びてる姿なんてああああもう、泣くしかない…。トーリンが好きで観てただけにほんとにかなしい…。一時は竜の病にかかって自分を見失っていたけれどトーリンは最後まで王だったな…。「より多くの人が 黄金よりも家を愛すれば  世界は楽しい場所になる」こんな素敵なことに気づけたのもビルボとの出会いがあったからこそで、気づけたからこそそれを胸にトーリンに生きてて欲しかった…。LOTRのように3部のタイトルが「王の帰還」にならなかった意味も今なら分かる…。ああ…。

 

 

思い出せる限り好きなシーン、それぞれの感想を簡単に書いてみました。まとまりがありません。観直したり思い出したりするとまた追加するかも。
映画の長さも苦にならないくらい本当に面白い作品です。すっかりこの物語とトーリン、ドワーフたちのファンになりました。LOTRの感想もまた書きたい。