Illumination

主人公の幸せが一秒でも続くように

映画やドラマの感想をメモ程度に書いていきます。ネタバレご注意ください。一番下にカテゴリ欄ございます。

【映画】ホビット【感想】※ネタバレ注意

【映画】ホビット【感想】※ネタバレ注意

(1部~3部)

 

第1部 『ホビット 思いがけない冒険
第2部 『ホビット 竜に奪われた王国
第3部 『ホビット 決戦のゆくえ』


映画 ロードオブザリング(以下:LOTR)の物語より約60年前にさかのぼりLOTRで主人公だったフロドの養父であるビルボ・バギンズの冒険がメインになるお話です。

 

わたしこの映画ではかつて「山の下の王」だったスロールの孫であるトーリン・オーケンシールドが大大大大好きなので割とトーリン贔屓の感想になると思います。ご了承ください。

(トーリンほんとにかっこいい)

 

お話自体がとても長いので好きなシーンを抜粋してメモしていきます。

(後々増えていくかもしれません。それくらいどのシーンも大好き…)

 

【ビルボ家にドワーフたちが押し掛ける】
人の家なのにとにかく遠慮のないところがすごい。警戒心が強い設定どうしたのってくらい陽気なところがほっこりします。


【「はなれ山の歌」のシーン】

ふるさとを思っての歌、いいですよね。はじめは何気なく聞いていたのですが二巡目でみたとき妙にジーンときました。トーリンの歌声もかっこいい!

 

【出発】
このときビルボが来るか、来ないかで賭けをしているお茶目なドワーフたち。
ちゃっかり参加していたガンダルフはビルボが来る方に賭けていたようです(流石)

 

【野宿】
ドワーフ勢の中でもまだ若いトーリンの甥っ子たちがビルボにスマウグの話をするときちょっとした冗談を交えて説明するんですね。それが勘に触ったのか「笑いごとじゃない!!」と一喝するトーリン。そりゃそうですよね、トーリンは実際にこの時の戦いに参加してますし
大切なお爺さんもこのときに亡くしています。
甥っ子のキーリーやフィーリーたちにとってはまだ幼いころの話だったと思いますし
(そもそも生まれてる?キーリーやフィーリーって何歳だ?)
スマウグに対する怒りや憎しみに差があるのは仕方ないっちゃ仕方ないです。

 

【トロルに捕まる】
「こいつらは病気を持ってる!」とかなんとか食べられないように悪口を言うビルボに「おいふざけんな!」とツッコむドワーフたち。トーリンだけがその意図に気付き足蹴りで注意。
すると「そうだそうだ!」と手のひらを返したように悪口に乗っていくドワーフたちが可愛かったです(笑)

 

【崖で落ちそうになったビルボ】
嵐の中崖を渡っていたとき足を踏み外したビルボに、自ら身を崖に捨ててビルボを助けるトーリン(かっこいい)

その身体能力もすごいけど身を挺して仲間(このときは仲間だとは思ってないかも)を助ける姿は流石王だなあと思いました。

 

【穢れの王アゾグに追いかけられてやっと逃げた先は断崖絶壁】


「みんな木に登るのじゃ!!」と言われるまま木に登るドワーフたちとビルボ。ガンダルフの魔法で回りは火の海だし木は崖から今にも落ちそう…まさに命の危機ってときにトーリンだけはアゾクに対する憎しみをむき出しの目で睨み続けます。
(自分の命<アゾクへの憎しみが優先されているところが本当にかっこいい)
そして木から身を起こしいざ!!戦いを!!と攻めかかるんですがアゾクの攻撃で一時気を失ってしまいます。
そこでアゾク、自らとどめを刺すのかと思えば「トーリンの首を跳ねろ」と部下に命令。
そこは自分でとどめを刺してやる!とか、そこまでのこだわりはないんだなと思いました(笑)
過去の戦いでトーリン重症を負わされたはずなのに自分で手を下すほどの憎しみはないのかな?結果的にトーリンが死ねば満足なんでしょうか。あっさりしてます。

ここでビルボが勇気を振り絞り助けに向かうシーン。(とても好きです)
そのビルボに続いてトーリンを助けに行こうと雄叫びを上げて攻めに行くドワーフたち一向。
(とてもとても大好きなところです)
そしてガンダルフの魔法で呼ばれた鷲にギリギリのところで救出され安全な丘のような場所へ降ろされます。
(横に階段のような足場もあったのできっと降りるのはそう難しくないはず)

 

【トーリンがビルボを仲間と認めた】
「貴様!一体なんの真似だ!!死んでもおかしくなかった。おぬしには荷が重いと言った。荒野では生き残れぬとも…仲間には相応しくないとも…。わたしの一生の不覚、許してくれ。疑って悪かった」そうして自分を助けてくれたビルボにトーリンがハグをします(感動…)
頑固者で警戒心が強いドワーフたちの習性が顕著に表れているトーリンがよそ者の種族に心を開いたセリフに何となく他のドワーフたちも嬉しそう。トーリンに比べれば他のドワーフたちはもっと早くにビルボを仲間として受け入れていたような気がしますが王であるトーリンがそれを認めないとなかなか自分たちも表立ってビルボを認められない雰囲気があったのでこれでビルボを仲間だど胸を張れて嬉しそう。ガンダルフも自分の連れてきた友人が認められて嬉しそう(わたしも嬉しい)そこからみるエレボール、ほんとに綺麗でした。

 

【エルフに捕まる】
ここが第2部ではわたしの一番好きなシーンになります。レゴラスがグローインのロケット写真(肖像画)を見て「おい!返せ!お守りだ」「これは誰だ?弟か?」「失敬な、妻だ」「こっちの醜い生き物は?ゴブリンの子か?」「ワシの可愛い息子、ギムリだ」というやり取りがとても好きです(笑)レゴラス自分はかっこいいからってひどい…(笑)でもLOTRになるとそのギムリとなんだかんだ仲良く戦ってるのを思うとこの会話をギムリに聞かせてやりたいなーって思います(笑)絶対怒りますよね(笑)わたしはLOTRだとギムリが一番好きです、推しです。レゴラスギムリの友情は最高です。

 

【エルフの森から脱出、アゾクに追われる】
川に流されながらもドワーフたちの息のあった連携プレイは本当にお見事!
ドワーフは身体は小さいけど身体能力も高いし集団行動も得意でいいですよね。
そしてレゴラス…無茶苦茶強いし身のこなしも華麗でかっこいいけどドワーフの頭や顔を足場にするのは、ダメだ!(笑)LOTRレゴラスと比べるとほんと性格に難あり(笑)そんな尖ったレゴラスも好きですけど(笑)LOTRギムリとは割と早い段階で打ち解けていたような気がするんですがそれもアラゴルンとの出会いのおかげなんですかね。相変わらずプライドは高そうだし負けず嫌いなところは変わってませんがLOTRではだいぶ丸くなったような気がします。

 

【はなれ山の鍵穴】
最後の灯り、月でしたね。ロマンチックだー。
ドワーフたち早々にあきらめてたけど居てくれててよかった(安心)

 

踊る子馬亭での待ち合わせ】
二部の冒頭だったと思います。トーリンのミニサイズ感がなんだかかわいいなあ。

 

【キーリー、レゴラス、タウリエルの三角関係】
キーリーはドワーフ勢の中でも容姿が整ってますね。かっこいいです。
捕まった時にタウリエルに石の話をしていたシーンや、町でタウリエルが助けにきたとき「きみの筈がない…。夢を見ているんだ…彼女は遥か彼方の存在…別世界で…星の光の中を歩んでる…こいつは夢だ…ぼくを、愛してくれるかな」という台詞も大好きです。キーリーってほんとロマンチックだ。レゴラスは「父親とて心までは縛れない」と言ってタウリエルへの気持ちを優先する男気がかっこいい。
だたレゴラスの恋(恋…ですよね?)は実らないしレゴラスってあんなに強くてイケメンで美しいのに誰ともくっつかないし誰に惚れられるとかいうシーンもこの作品含め、LOTRでもないですよね(何故だ)わたしこんなにドワーフが好きだ好きだと言ってますが実物を目の前にしたらレゴラス様~!!ってなりそう(笑)
みんな我慢してるのかな(笑)キーリーも戦いの末亡くなってしまうし…エルフとドワーフの異種族性の恋、幸せに実って欲しかったな。
レゴラスもキーリーが死んで悲しんでるタウリエルを見て気持ちを振り切ったのかな…最後はスランドゥイルにアラゴルンを探すよう言われてタウリエルとは実質お別れですよね。まあ圧倒的ビジュアルの美しいレゴラス様に特定の愛する人が現れたらそれはそれで複雑なのでよしとします。(おい)レゴラス様はみんなのレゴラス様だ。

 

【戦闘シーン】
イノシシに乗ったいとこのダイン、統率のとれたドワーフ勢たちが登場!頼もしい!かっこいい!オークを前にしてもひるまない姿勢もいい!何もせず見守るエルフにつっこみたくもなりますが同族の血を流したくない気持ちも分かったりであんまり強くは言えない…仲間の血は見たくないですよね…。デイルの街で仲間が倒れている姿を見てかなしそうにするスランドゥイルの表情がかないしい。
そして竜の病で自分を失っていたトーリンが正気に戻ったところも感動的でした。キーリーが「壁の外では、みなが我らのために戦っているのに中に隠れているなどなんて出来ません!!血が許さないんです…」と泣きながら訴えているのもうるっときました。「無論だ、許すもんか。我らはドゥリンの子孫よ。ドゥリンの一族は…決して戦いからは逃げない」ここはもう、トーリンおかえりなさい!!!って感じでようやく皆も王の帰還に嬉しさから震えてます。わたしも震えました…。この小さい戦士達が大好きです…。その後雄叫びを上げながら城から出て「王の元へー!!!王の元へー!!」と叫びながら出ていくシーン、かっこいい!!王なのに戦闘をきるトーリンもかっこいい…。おまたせいとこのダイン!!ホビットの戦闘シーンはどれも迫力があっていいです。

レゴラスが何を迷ったのか葛藤しながらもエルフの剣でトーリンを助けるシーンもいいですね。相変わらずレゴラスの戦闘シーンは華麗でかっこいいし…はあ、…やっぱレゴラス様だな。

 

【トーリンの死】
これも…あああ…。トーリンには生きてはなれ山の王として故郷を再建して欲しかった…。せっかく長く険しい冒険の末に辿り着いた故郷なのに…。ホビットは面白くて大好きだけどこのシーンだけは何度も見れない…。かなしい…。あれだけ初めはツンツンしていたトーリンがビルボをみて「会えてよかった。そなたこそ真の友達だ」と侘びてる姿なんてああああもう、泣くしかない…。トーリンが好きで観てただけにほんとにかなしい…。一時は竜の病にかかって自分を見失っていたけれどトーリンは最後まで王だったな…。「より多くの人が 黄金よりも家を愛すれば  世界は楽しい場所になる」こんな素敵なことに気づけたのもビルボとの出会いがあったからこそで、気づけたからこそそれを胸にトーリンに生きてて欲しかった…。LOTRのように3部のタイトルが「王の帰還」にならなかった意味も今なら分かる…。ああ…。

 

 

思い出せる限り好きなシーン、それぞれの感想を簡単に書いてみました。まとまりがありません。観直したり思い出したりするとまた追加するかも。
映画の長さも苦にならないくらい本当に面白い作品です。すっかりこの物語とトーリン、ドワーフたちのファンになりました。LOTRの感想もまた書きたい。