Illumination

主人公の幸せが一秒でも続くように

映画やドラマの感想をメモ程度に書いていきます。ネタバレご注意ください。一番下にカテゴリ欄ございます。

【ドラマ】知らなくていいコト【感想】※ネタバレ注意

【ドラマ】知らなくていいコト【感想】※ネタバレ注意

 

このドラマでいう「知らなくていいコト」というのは最終回で回収されていた「事件の真相」でした。人殺しだと思っていた父親が実は3歳の息子を庇って犯罪者になってしまった。
30年の時を経て世間に公表するのかと思いきや上からの圧力でお蔵入り。
ケイト同様わたしも気が抜けた思いでした。
30年間秘密を守り続けた父親のお陰(?)で何も知らない息子はドイツでピアニストとして幸せに暮らしている。
今更それを壊すようなことは今までノトアが耐えてきた時間が無駄になるとは思いますが真相を知らないまま大切な家族を亡くしてしまった被害者家族を思うと居たたまれない気持ちです。無差別に殺された挙句、理由が分からず殺されたなんてやり切れませんよね。そして犯人(だと思われてる)ノトアは30年越しとはいえ出所しているんですから。真実を知っても殺された遺族は戻ってくる訳ではありませんが「無差別で故意に殺された」というのと「3歳の子供が起こした事故」とでは受け止め方もだいぶ違うのではと思います。ノトアやケイト、週刊誌目線であればこの真相は「知らなくていいコト」ですが被害者側で見ると「知るべきコト」ではないでしょうか。

またケイト単独での取材や捜査なら別ですがこの真相に至るまでに沢山の社員が関わっていたと思います、その中の誰かが他人に話したりすることはないんでしょうか…野中のように。仮にも週刊誌なのに。組織ってそんなもんですか。身近にこんな大きな事件が実は冤罪だったなんで、秘密にするのも大変そうですね。

そしてケイトと尾高さんの不倫関係の行方といえば最終的に尾高さん側の家庭がバラバラになって終了…。ケイトもそのお母さんもお互いに不倫関係も持ってしまった末、相手側の家族を壊してしまっているのだから不倫って罪深いですよね。家庭を持ち奥さんと子供を大切にしている尾高さんだからこそ視聴者側のわたしでも魅力を感じておりましたがそれを捨ててでもケイトと一緒になりたいと思った尾高さんに一気に魅力を失くしてしまったのはわたしもケイトも同じなのかな(笑)ケイトも尾高さんの為だと言ってきれいな言葉を重ねてフってましたが、要は結婚するほど好きじゃないんだろうなあと思いました。人のものほど欲しくなる、追われると冷めてしまう。そんなタイプなのかも、ケイトって(小悪魔ですね)「犯罪者の娘」でも好きでいてくれた尾高さんではあるけれど、結局犯罪者の娘ではないことが分かりケイト自身も身軽な気持ちになれただろうし「犯罪者の娘でも好きになってくれるのは尾高さんくらいしかいない」って思いもあったのかも。
元カレ・不倫を吹っ切り・そしてキャリアアップ、辛いこともたくさんあったけど再スタートを切れているケイトの物語としてはハッピーエンドなのかな。尾高さんって感情があまり読めなタイプなだけにいきなり離婚を切り出された奥さんも可哀想ですね。乳幼児を部屋に一人置き去りにしてしまうのは生死に関わることなので絶対にいけないことですがそれ程までに精神的に追い詰められたんだろうなと思うと胸が痛いのでやっぱり不倫は罪深いです(二回目)乳幼児の置き去りもいけません(二回目)

 

【追記】
野中くん!重岡くん!キャラが大好き(笑)
芥川賞なんてすごいし小説:「闇落ちする亀」ってどんな話なの?(笑)
キャラ的には最低男だったけどなんだかんだ一番好き(笑)